一般的にお地蔵様は道端や辻、峠、お墓の入り口など様々なところにおられます。皆様にとって最も親しみのある仏様ではないでしょうか。
お地蔵様は、「釈尊が入滅されてから、弥勒菩薩が如来となって、下生して仏になるまでの間、無仏の世界に住んで六道の衆生を救済する菩薩」と説明されています。
であるからこそ、お地蔵様は、弱きものを救ってくださるヒーローとして、古き時代より今に至るまで多くの信仰を集めているのです。
釣船寺にも、江戸時代より、数多くのお地蔵様が奉納されてきました。古くは、江戸初期のものから平成になってから造立されたお地蔵様まで、建立する方の思いの数だけたくさんのお地蔵様がおられます。釣船寺では、山門脇に地蔵壇を作り、お預かりしたお地蔵様を大切に奉じております。
六地蔵尊 1 2 3
本堂向かって左手に五体のお地蔵様が鎮座されています。六体目のお地蔵様は、時の風雨により失われたとも、当山のご本尊である延命地蔵菩薩とも言われますが詳細は不明です。
水子地蔵 1 2 3
檀家様のご喜捨により、平成六年に造立されたお地蔵さまです。釣船寺では、水子供養も行っております。諸事情により、お悩みのある方は一度ご相談下さい。
地蔵壇 1 2 3
境内入口右手の地蔵壇には、江戸期から続く多数のお地蔵様が奉じられております。
二躰延命地蔵尊 1 2 地蔵壇に祀られた享保年間(1716~1736)に造立された石仏立・坐像
子安地蔵尊
地蔵壇に祀られた江戸初期の作とつたわる舟形肉彫の石仏。
子安地蔵は妊婦の安産を守護するといわれております。